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古いPCはどこまで使えるか? [Windows]

Windows7のサポート期限の終了を目前に、気になるのは、古いPCをどこまで使い続けられるかということかと思う。
Windows7以前のままのOSを使い続けるリスクは、個人利用なら、ほぼゼロと思っている。
しかし、新しい周辺機器やソフトウェアなどのWindows7非対応率が、来年になると一段と上昇する筈なので、今後もWindows7を使い続けるのは厳しくなってくるだろう。
それに、何台もWindows10をセットアップして分かったのは、Windows10が、想像していたほど重くなく、使いにくいOSでもなかったということ。
少なくとも、長期間の使用で色々とガタがきている状態のWindows7よりは、まっさら環境のWindows10の方が軽快だ。
せっかくの機会なので、とりあえずWindows10にアップグレードしてみて、問題なさそうなら移行すればいいし、やはりWindows7でないとと思うなら、どこまでもそのまま突き進めばいい。
他人に迷惑がかからないなら、個人のこだわりを捨てる必要はないと思うので。

さて、ここでは、今までの検証結果をまとめてみる。
Windows7がプリインストール、またはWindows7にアップグレードしていたPCをWindows10にアップグレードしてみて、どこまで使えるPCになってくれるかという検証だ。

《検証したPC一覧》
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①HP Pavillion dv7-7000 ◎ まったく問題なし
②自作デスクトップPC 〇 そこそこ使えるレベル
③Lenovo ThinkPadT61 × アップデート途中で死亡
④Acer Aspire5103 △ 実用不可
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①HP Pavillion dv7-7000(2012年末導入)
スペックは下記の通り。
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・CPU:Intel Core i7-3610QM(4コア/8スレッド、2.30~3.30GHz)
・Chipset:Intel HM77 Express
・RAM:8GB×2=16GB(SO-DIMM DDR3、最大8GB×2=16GB)
・SSD:SATA-960GB(CFD CSSD-S6B960CG3VX)
・Optical:内蔵(詳細不明)
・Graphics:内蔵(NVIDIA GeForceGT 650M-2GB)
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そこそこ良いスペックのノートPCが欲しいと思っていたら、価格com限定モデルで、いい具合の機種を発見、衝動買いに近いレベルで購入した。
主力PCとして安定稼働していたこともあり、Windows10を導入しても、普通に快適。
自作のAthlonデスクトップだと、Chromeで新しいページを開くと一瞬のタイムラグがあるのに対して、こちらは現行PCと遜色ない。
ただ、デバイスマネージャには不明なデバイスが一つあるし、HPからのWindows10の正規サポートは受けられないので、やはり予備機としておくのが無難かなと思う。

②自作デスクトップPC(2011年頃導入)
スペックは下記の通り。
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・CPU:AMD AthlonIIX4 640(4コア/4スレッド、3.00GHz)
・Mother:Foxconn A9DA(AMD 890GX)
・RAM:4GB×2=8GB(DDR3-1600対応、最大4GB×4=16GB)
・SSD:SATA-240GB(Intel 335シリーズ SSDSC2CT240A4)
・Optical:アイオーデータ DVR-S7260LEB(SONY AD-7260S)
・Graphics:メーカー品番不明(AMD Radeon R7 200)
・Case:メーカー品番不明(ATX対応)
・Power:メーカー品番不明(500Wくらい)
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元々は、Windows7評価のため使い始めた機体で、導入時期は2011年頃と思われる(Windows7は2009年リリース)。
Windows7での使用歴が長く、不具合が色々出てきていることに加え、USB3.0未対応などの問題もあり、入れ替え用のWindows10デスクトップPCを導入することを決めていた。
本来であれば、数年前に組み上げていた新しいデスクトップPCに置き換える筈だったのだが、新デスクトップPCが原因不明の突然死としてしまったため、SSDに換装するなどして延命していた。
Windows10へのアップグレードはまったく問題なく、デバイスマネージャには怪しげなデバイスもなく、動作も軽快だ。
パフォーマンスだけ見れば、現行デスクトップPCへの入れ替えは不要かもしれない程だったが、さすがに9年選手のPCを今後も使い続けるというのは厳しいので、予備作業機として、当面保管しておくことにする。

③Lenovo ThinkPadT61(2008年頃導入?)
スペックは下記の通り。
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・CPU:Intel Core 2 Duo T9300(2コア/2スレッド、2.50GHz)
・Chipset:Intel PM965 Express
・RAM:不明(最大不明)
・SSD:SATA-120GB(恐らくIntel)
・Optical:内蔵(詳細不明)
・Graphics:内蔵(NVIDIA Quadro NVS140M)
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プリインストールOSは、WindowsVista。
それをWindows7にアップグレードし、さらにWindows10にアップグレードしようとしたのだが、再起動後、電源が入らず、検証は不可能となった。

④Acer Aspire5103(2007年頃導入?)
スペックは下記の通り。
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・CPU:AMD Turion64X2 TL-52(2コア/2スレッド、1.60GHz)
・Chipset:不明
・RAM:4GB(最大4GB)
・SSD:SATA-80GB(Intel SSDSA2M080G2GC)
・Optical:内蔵(PIONEER DVR-K17RS)
・Graphics:内蔵(AMD Radeon Xpress 1100)
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プリインストールOSは、WindowsVista。
それをWindows7にアップグレードし、さらにWindows10にアップグレードしてみた。
WindowsVistaの頃からパフォーマンスは不足気味であったが、Windows10では明らかにCPUが力不足。
メモリは最大の4GBまで増設しており、LIVA Z2でのテストで、メモリは4GBあれば、Windows10の動作には十分ということが確認できているので、やはり、CPUのパフォーマンスが絶対的に不足していると思われる。

《総括》
Windows10は意外に軽いOSなので、Windows7世代以降のPCであれば、Windows10へアップグレードすることによって延命の可能性がある。
WindowsVista世代のPCの場合、ハイエンド構成であれば、そこそこ使えるPCになる可能性もあるが、今回のテストで使用したThinkPadのように、アップグレードが引導を渡す切っ掛けになる可能性があるし、そもそも購入から10年前後経過した電脳製品は、もはや寿命と考えた方がいいかと思う。
タグ:Windows10
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