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リスク対策優先か、コスト優先かの巻 [Windows]

《PC Watch》より
『「Windows 10への移行は考えていない」と中小企業の1割が回答』

さもありなん。
OS のサポート終了は、企業にとってのリスクの一つだ。
リスクを回避するためには、コストがかかる。
リスクに色々な種類があるのと同様に、コストにも色々なものがあり、それに対して優先順位を付けるのは、経営者の仕事だ。
根性や勘、現場の頑張りがあれば何とか乗り切れたのは前世紀の話で、今世紀は一段と IT の重要性が高まっている。
経費の無駄遣いは忌諱すべきだが、IT 費用は切り詰めて何とかできる性質のものではないので、予算がないのでソフトウェアのアップデートをしませんなどと言うような世迷いごとを吐く経営者は、すべからく一掃されるべきだ。

その一方で、吟味を重ねた上で、OS のアップグレードが不要な場合も、当然ある。
実際には、OS のアップグレードができないと言うよりも、Windows 10 に非対応のソフトウェアのアップグレードが不可能というケースが多いとは思うのだが、それはそれで会社としての判断なら仕方がない。
ただし、経営判断としてアップグレードを回避するのであれば、リスク対策の裏付けが必要だ。
例えば、Windows 7 以前の OS で動いている PC は、インターネットには直接接続しないし、外部には持ち出さない。
社外から持ち込まれる光学メディアや USB 接続のストレージは、必ずセキュリティのチェックを受けること・・・などなど。
コストで解決できない問題は、厳密なルールを適用して、運用で解決するしかない。
コストも手間も厭う経営者は、やがては会社そのものを失うことになるかもしれない。
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